工業炉の用語集一覧

炉や素材の種類、処理方法の名称など
約160語を収録しています。

焼戻し

[やきもどし]
焼入れや焼きならしを行った金属を再加熱して強くてしなやかにすること

焼入れ、焼戻し、焼なまし、焼きならしの違いは? - 技術コラムページを見る

低温焼戻し

[ていおんやきもどし]
150~350℃前後で再加熱した後、1時間以上保持し空冷すること

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高温焼戻し

[こうおんやきもどし]

焼きなまし

[やきまなし]
金属の組織を均一化して加工しやすいよう軟らかくすること

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焼きならし

[やきならし]
金属の組織を均一化して強度や機械的性質を持たせるために加熱して空冷すること

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油焼入れ

[あぶらやきいれ]
焼入れ処理を行う際に加熱後の冷却剤として油を使用すること

水焼入れ

[みずやきいれ]
焼入れ処理を行う際に加熱後の冷却剤として水を使用すること

焼入れ硬化層

[やきいれこうかそう]
焼入れ処理によって硬化した部分のこと

セメンタイト

[せめんたいと]
鉄と炭素の化合物のこと

過時効

[かじこう]
時効が過度に進行して脆くなったり粘り強さがなくなったりする状態になること。オーバーエイジングともいう

溶解

[ようかい]
金属などの固体が加熱により溶融して液状になること

保持

[ほじ]
ある一定の温度で保ち続ける状態のこと

アルミT4熱処理

[あるみてぃーよんねつしょり]
溶体化処理でアルミニウム合金に含まれる元素を維持したまま十分に安定な状態まで自然時効を行う処理のこと

アルミ熱処理炉の製品ページを見る

固溶化

[こようか]
温度を上げて金属材料内に析出されている組織などの合金成分を均一な固溶体に溶け込ませること。アルミニウム合金などの非鉄金属では溶体化処理という場合が多い

焼入油槽

[やきいれゆそう]
油焼入れを行う際の油の入った容器のこと

限界硬さ

[げんかいかたさ]
硬化層深さ測定を行う際に鋼種ごとにJIS規格で定められている値のこと

脱炭

[だったん]
酸化雰囲気で加熱する際に酸素と炭素が結合して金属の表面から炭素が失われること

焼入れ硬さ

[やきいれかたさ]
焼入れ後に焼戻しを行う前の硬さのこと

焼入れ硬化層深さ

[やきいれこうかそうふかさ]
焼入れ処理後に硬化した表面からの深さや距離のこと

塩浴

[えんよく]
塩化ナトリウムや塩化バリウムなどの塩浴剤を用いて熱処理をすること。処理炉をソルトバス(塩浴炉)という

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行

あ行

か行

さ行

た行

な行

は行

ま行

や行

ら行