社員ブログ
Vol.8 搬入までの道のり。
Vol.8 搬入までの道のり。
設計担当の秋永です。
入社5年目のまだまだ新人ですが今回は私が担当した炉を輸送した話です。
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炉を設計する時に重要なことはいろいろありますが、
意外と忘れがちなのは輸送に関することです。
炉の大きさは処理物の大きさや処理方法、納入先のスペースなどでいろいろですが
炉の輸送方法は、ほぼほぼトラックによる陸送です。
トラックには積載高さや幅が決まっており、
トラックの荷台からはみ出せる量も決められています。
ですので、トラックの荷台に収まるサイズというのが重要になってきます。
はじめはちゃんと計算して収まるサイズで設計していても、
配管の位置やパーツの追加などで気が付けばかなり大きくなっている・・・
なんてこともあります。
今回の炉は、ほぼ直方体のような四角い炉でしたが、
横幅が大きくサイズオーバーだったため、前面扉を解体し
横向きにトレーラーに載せました...が、それでも幅出し量がギリギリで
サイドミラーでは後ろがほぼ見えないほどでした...。
荷台の両端からはみ出て幅出しギリギリです
後ろから見てサイドミラーが見えていません。
それでも難なく運転していたドライバーさんの技術はいつ見ても”すごい”の一言です。
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このくらいの幅出し量になると、前後に先導車をつけて
夜間の決められた時間帯(21時~6時)に下道での走行になります。
当社の工場がある伊丹市から今回の納入先である横浜までを2日かけて走りました。
炉を出荷して一安心した私は一足先に納入先の工場へ行き、
炉の据え付け準備を始めていました。
そんな時に問題が発生しました。
トレーラーは夜間しか走ることができないため、
入門時間内に構内に入ることが難しく、
納品先の担当者に事情をご理解いただいて
特別に夜間に門を開けてもらえる許可が下り搬入ができました。
入構後、ドライバーさんが広くて邪魔にならないところに停車してくれていたので、
翌朝トレーラーが見当たらずお客様の広大な敷地の工場内を探し回った・・・
なんてこともありましたが、
その後、据え付け工事、試運転を行って無事に納品が完了しました。
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今回は2週間ほどの工事でした。
輸送で思わぬハプニングもありましたが、
据え付け工事が思いのほか早く終わり週末はお休みも取れました。
近くを観光したり近場の海で釣りをしたりとリフレッシュすることができました。
こうした休日の過ごし方も出張の醍醐味の一つですね。